貴方を支える黒き華、立花山城――装いを新たに、参上したわ。 え、どうしてって……はぁ。正直、私も困惑してるのよ。 いきなりこんな姿になっているんだもの、当然でしょ? でも、体中に漲るこの力があれば……これまで以上に、貴方のことを守ることができる。 その事実だけで、私には十分だわ。 力を持て余さないためにも、殿……今後はどんなことでも、私に頼って頂戴。 遠慮はなしよ? ふふっ。だって、私も……もう我慢したくないんだもの。